新日本婦人の会 大阪狭山支部
平和・民主主義に関わる活動
~憲法9条守ろう宣伝~
私達新日本婦人の会は、毎月9日に、人通りの多い所で、
大阪狭山9条の会の皆さんといっしょに「憲法9条を守る」宣伝をしています。
たくさんの人が平和を望んでいることをアピールすることが今こそ大切です。誰でも参加OKです。
一緒に声をあげませんか? (ただし、雨天中止です)
今年も「はたちのつどい」の会場前で「おめでとう宣伝」を実施。
晴れ着の成人達に「おめでとう❣」と声をかけながら、「憲法9条を
守りましょう」と呼びかけました。「日本には憲法9条が
あるから戦争に巻き込まれる事もないし、徴兵される事
もない。」等と話すと、署名に応じてくれる人も。この
若い人達が、これから先も平和に生きていけるように、
私達の活動はますます重要になってくると思いました。
平和部では、この2年間憲法について学習してきました
が、今年は違った角度から平和について考えてみようと、
会員さんによる絵本の読み聞かせと、大阪民主新報記者
ケイ・シュガーさんの「ピアノの弾き語り」会を開き、37人が集いました。絵本は「平和って素敵だね」「平和と戦争」等
4冊、Sさんの穏やかで染み入るような声が心に響きました。
その後はケイ・シュガーさんのピアノの弾き語り。8年間戦争体験の取材をしてきた中で生まれた「父へ」という曲は、我が子が生後
8ヶ月の時戦地へ行き、帰らなかった「父」への思いが綴られた曲でした。会場では涙ぐむ人もいて、
もう2度と戦争は起こしてはならないとの思いを強く抱きました。「いのちの理由」では、急きょ手話コーラスの方々に登壇してもらいコラボ、最後は参加者全員で「青い空は」を歌い、平和への思いが1つに
なった集いでした。
9月9日、~平和への思いを音楽にのせて~「第6回みんなでピースコンサート」が
今年も開催されました。新婦人が多くの団体や個人に呼びかけ、実行委員会を作り運営
するコンサートも、6回目を迎えました。
会場をSAYAKAコンベンションから小ホールに移し、出演者を含め390人の参加。
出演者は11の団体・個人で、昨年より広がり、ゴスペル・子どもコーラス・ピアノの弾き
語り・朗読・楽器演奏・ソプラノ独唱・口笛等多彩です。新婦人からは、手話コーラス
「コスモス」と、コーラス小組「はとぽっぽ」が参加。
今回は、大きなバナーを作って空に見立て鳩を飛ばし、受付で来られた方々にチケット
の裏に書いてもらった平和への
メッセージ247枚を33羽の鳩に
貼ってフィナーレの舞台に掲示。
「武器を楽器に」「ウクライナに
平和を」「平和は愛。愛は音楽」
「憲法9条守ろう」等、参加者の
思いがぎゅっと詰まったバナーに、
「青い空は」の全員合唱で会場と舞台が1体となりました。
「感激した。」「来年も楽しみ」「いろんな年代の方が出演され、観に来られ、交流していけるコンサートだと感じました。」等と、喜びの声が多く寄せられ、音楽を通して平和への思いを共有する場づくりとなったコンサートでした。
8月6日、広島に原爆が投下されて78年、支部では毎年この日に
「核兵器をなくそう」と行動しています。
5月に広島で開かれたG7首脳会議では「核抑止論」が宣言され、
核兵器使用の現実の危険が高まる中、決して核兵器の使用は許してはならないという思いを胸に、狭山ニュータウン商店街で宣伝。
猛暑の中、プラスターを掲げ、フライヤーを渡し、署名を訴えました。例年より反応が鈍く、署名はなかなか集まりませんでした。
戦争体験者が高齢となり、直接戦争や被爆の体験を聴く機会は
減りましたが、私達はこの日を忘れない。核兵器が無くなるまで、これからも行動していきます。
7月1日、小雨降る中の国民平和大行進。南河内地域では4年ぶりの行進と
なりました。コロナ禍でこの3年間は駅や商業施設前での集会だけだった
ので歩くのは久しぶりです。大阪狭山支部のメンバーも河内長野市役所から
富田林市役所のコースに参加しました。平和行進は1958年以来、65年も
続いています。世界中から核兵器の無くなる日が、一日も早く実現するように、ヒロシマに思いを届け
ようと、心を一つに歩きました。行進に託す、平和への願いをこめた各班のペナントも揃いました↑。
7月3日には、平和行進実行委員会の方々と共に大阪狭山市に申し入れをし、非核平和都市宣言を掲げている市として、市長に核兵器禁止条約の批准を求める署名をお願いしました。平和へのメッセージは
受け取りましたが、今年も署名はしては頂けず残念でした。
今までも何度か憲法の学習会に取り組んできましたが、難しいのでは、と思われていました。今回は、元中学校の社会科教師をされていた講師の方に、やさしくお話して頂けました。
法の優先、憲法は国の仕組みの基本である事。
新婦人としても、法における男女平等の前進の経過には大きく関わり、創立者平塚らいてうさん達が、困難な中勝ち取った婦人参政権で、女性もしっかりと意見を言う事ができます。
現行の憲法では、「個人」の尊厳と平等が尊重されていますが、自民党の改憲草案では「人」として立法その他の国政の上で尊重されるとあり、国に都合の良いように尊重されるのでは、と
という懸念があります。
また改憲草案では、憲法9条に自衛隊を「明記」する、緊急事態条項を新たに入れる等、4項目が提案されています。自衛隊を「明記」されれば、アメリカが始めた戦争に日本が巻き込まれる恐れがあり、軍事費も増大していきます。NATO、ASEANの事等、今の世界情勢についてもお話して頂き、日本国憲法が真の平和憲法である事、憲法9条を活かして平和外交を進めていく事が大事だと学びました。
9月5日、金剛駅前で 国葬反対 スタンディング。
シール投票もしました。かけよってきて、「私も絶対おかしいと思っているの!」と「反対」にシールを貼る人、「コロナで大変な人も多いのに税金をあんなにたくさん使ってほしくないよね。」と言う人。「安倍さんは、いい事たくさんしてくれたし、好きだから。」と「賛成」にシールを貼る人や、「よく分からない。」という人の中にも、「特定の個人のために意見の違う国民の税金も使って葬儀をするのはおかしいですよね。しかも国会に
かけず閣議で勝手に決めるなんて、議会制民主主義に反していませんか? 世論調査でも、国民の半数
以上が反対です。」等と話すと、「なるほどね。」とか、「国葬はやり過ぎかな?」という人がいました。
30分程度でしたが、中身の濃い宣伝になり、自分達のアクションや声で直接伝える事も大切 だと感じ
ました。さらに、衝撃的で痛ましい事件の背景には反社会的な団体と政治家とのつながりがあるのに、
きちんと調査されない事等についても、これからも話していきたいと思います。
8月は、市内のお寺に「平和の鐘」協力のお願いに行ったり、9日に恒例の「憲法9条守ろう 宣伝」を「大阪狭山9条の会」の人達と共に実施したりしました。
3、4日には、市立公民館で新婦人創立60周年企画 としての「広島の高校生が描いた原爆の絵展」を開催。約100人の方々が来場され、熱心に鑑賞、半数の方から感想文が寄せられました。
お誘いを受けて、また新聞折り込みや手配りしたチラシ、市の広報等を見て来られた方々に加え、公民館館に用事で来た方や
勉強していた中学生等の若い世代の姿もあり、「今まで思っていた以上に大変だった事に気づき、改めて戦争の恐ろしさについて学べたのがよかった。忘れないようにしたい。」「経験した人の話を聞いて次は自分達が後の世代に伝えていかなければ、と感じた。」という感想や、「未来の平和のため被爆の実相の継承は大切。素晴らしい企画だと思った。」という声が多く聞かれました。
その他、各班の班会や事務所カフェで、戦争を体験された会員さん達のお話 を聞いたり、平和の歌を歌ったり、市内の元中学校の先生が在職中に教え子と共に市の 戦没者の墓石を調査、亡くなられたと
される年や場所をまとめられた実践についての学習会をしたりと、様々に 平和について考える取り組み が行われました。目的として「世界の女性と手をつなぎ永遠の平和を」を掲げる新婦人。
今後もみんなでがんばりたいですね!
3月9日、4月9日の「憲法9条守ろう」宣伝では、ロシアのウクライナ侵略への抗議行動を行いました。それぞれの思いを書いたバナーやボードを持ってスタンディング。チラシも配り、呼びかけた「憲法改悪を許さない全国署名」には、年配の方、若い世代、高校生等、いつもより多くのいろんな人が、応えて下さいました。 核兵器廃絶、憲法改悪反対を目的に掲げ、平和を大切にする新婦人をアピールするため、「新婦人しんぶん」も広げて宣伝❣
さらに、3月17日には、新婦人の会での緊急宣伝。ウクライナ支援の募金も集めました。30分で25,566円集まり、私達同様、「何かせずにはいられない」思いでおられる方々が多い事を感じました。
今この時も、子どもや女性を含む一般市民の犠牲が拡大しています。この危機を1日も早く、何とか平和へと転換させるため、みんなで「戦争やめよ!」「核兵器はダメ!」の声を広げましょう。
6月9日、毎月9日に「大阪狭山9条の会」と共に行っている
「憲法9条守ろう宣伝」はスタンディングで行いました。
さらに、6月23日、太平洋戦争末期、20万人を超える尊い
命が奪われた 沖縄戦終結から76年の沖縄「慰霊の日」にも、
金剛駅前で「基地のない平和で豊かな沖縄」を目指す人達に
連帯するスタンディングを、大阪狭山革新懇 で行いました。
この日の「沖縄全戦没者追悼式」紹介スピーチ等もありました。近くで立ち止まって聴いている高校生達に「あなた達もスタンディングに入らない?」と声をかけると、2人が参加。最後まで一緒に行動した高校生は、「次に宣伝とかする日はいつですか? 知らせて下さい。」とメンバーとライン交換。自分の思いを
行動で表す機会を求めていた、と話してくれたのが印象的でした。他にも「戦没者の遺骨や血の混じった土を米軍新基地建設の埋め立てに使うなんて人として許せない!」と、法衣姿で参加した僧侶の会員もいて、多彩なスタンディングになりました。