新日本婦人の会 大阪狭山支部
くらし・社会保障の充実のために…
女性のさまざまで切実なつぶやきや要求をつかみ、実現するために班、サークル(小組)でできるものは具体化。自治体、企業、国などに働きかけるものは署名、宣伝、申し入れなどを計画し、行動します。他団体と力を合わせ、一致点で共同の輪をひろげていき、民主的に草の根の運動をすすめていきます。

新婦人も参加する大阪狭山革新懇主催の原発反対宣伝は、毎月第5金曜に行っています。2014年新婦人のサークル展で皆で作った「原発ゼロ」タペストリーや、プラカード等を持ってスタンディングアピール。「原発なくしましょう!」と道行く人に声をかけます。ギター伴奏で「青い空は」等歌うと、何をしているのだろうと耳を
傾ける人もいます。2011年3月11日、福島原発事故から14年。河南ネットワークでは、毎週金曜日に地域のどこかで宣伝を続けています。大阪狭山は第5金曜を担当。昨年6月、集会は600回を突破しました。震災当時は全国で止まっていた原発も、再稼働し始め、今は12基が稼働しています。●最終処理場も決まっていない。●費用がかかる。●安全レベルまで放射線量が低下するのに数万年以上もかかる。…その他問題が山積しています。安全神話が崩れた今、原発に頼らないエネルギーをと、行動を続けています。 次の宣伝は5月30日(金)。皆さんの協力をお願いします。
2024年度 自治体キャラバン
各団体と市役所の担当者とで、市町村で起きている問題についての意見交換の場を持つというのが
「自治体キャラバン」の取り組みです。新婦人も加わっている社会保障推進協議会(社保協)の資料を
基に、市の施策の改善点を提示するという形の、毎年恒例のこの取り組みは回を重ね、財源の使い方や
問題点の見直しに役立っているのではないでしょうか。
10月8日、市役所で2024年度の自治体キャラバンが開催され、他団体
と共に参加。新婦人は教育や子どもに関する内容で発言しました。
学校給食の無償化は保護者に喜ばれていて、恒久的に無償化を、と共に
食事内容の安全、質や量への配慮を求めました。
就学援助金では、昨年に比べ利用者が増えている事は、子ども支援制度
が周知されてきた行政の努力によると評価、さらにオンラインによる申し
こみもできるようにと求めました。
私達がこれまで願ってきたように生理用品が全中学校のトイレに常備され、中に相談についてのカードを入れているとの事にも手立てが見られました。今後、小学校高学年へ、とお願いしました。トイレの
洋式化や、歯や視力の未治療の子どもが増えている事も注視してほしい等、市民の声を届けました。



6月27日、「万博・カジノ何が問題?」学習会を開き、29人が参加しました。
夢洲はゴミの最終処分場所で、有害物質を埋めてできた島であるため、今後も爆発事故は起こる可能性がある事、地震や津波が起きても避難計画が立てられていない事等、学校行事として子ども達を連れて行くには不安が多すぎる事を詳しく話してもらいました。
また、カジノの怖さも話され、今からでも、絶対万博・カジノを中止しなければの思いが強くなりました。



大阪の新婦人は、大阪・石川・福島の農民連と手をつなぎ、
産直運動を進めていて、毎年6月は学習交流会に取り組んでいます。
今年は、支部の「事務所カフェ」を産直カフェとして福島農民連の方と10人参加で、班では花しょうぶ班が11人参加で学習交流しました。
日本の農業はだんだん厳しくなっています。地球の温暖化(沸騰化)で、生産に被害が多発。輸入に頼る食事情。食料自給率が下がり続け、1960年の79%から38%に低下、先進国中最低。しかも
種子や肥料の大半が輸入で、本当の自給率は10%程度だそうです。その上「食料・農業・農村基本法」が改定されました。食料自給率目標を放棄して、有事食料法=戦争する国づくりに驚きです!
生産者の方々から直接現状を聞くと、他人事ではない!という思いが、参加者みんなの心に広がりました。本当に大切な事は、平時から食料自給率を上げる努力をする事ですよね。日本の農業を守っていくためにも、産直運動を守り拡げていく事が大切だと痛感しました。



6月7日、河南地域革新懇ネットワーク主催の「原発ゼロ河南行動600回突破集会&デモ」が羽曳野市峰塚公園で行われ、大阪狭山市からも多数のメンバーが参加しました。
原発ゼロの替え歌で始まり 、主催
者からは、岸田政権の原発再稼働や、海への汚染水放出等への怒りの報告。経過報告では、福島原発事故から始まり、600回まで集会をしなければならなかった政権の逆行を1日も早く止めなければ、の
決意表明がありました。最後に吉井英勝元議員より、1月1日の能登地震で、志賀原発が稼働していれば、福島のようになっていただろうとのお話があり、これからも原発ゼロの声をあげ、自然エネルギーへの転換を、と力説されました。久しぶりに、「原発なくせ‼」「福島返せ!」等と力をこめて
コールをし、行進しました。
4月1日、商店街で、毎年恒例の消費税減税宣伝。
シール投票では「消費税なしにして」が一番多く、皆さんの
怒りを肌で感じました。
「消費税も大事やけど、今一番怒っているのは、電気料金
に含まれている再エネ促進賦課金や。」と男性。「知らない
所でさっとあげてしまう。税金の使い方に腹が立つわ。何でもアメリカ言い
なりで。ウクライナに莫大な支援をする前に能登地震の支援やろ。」
消費税が導入されて35年。改めて税金の使われ方にもっと目をむけなくて
は、と確認し合った宣伝でした。


近年、全国で自然災害が多発し、 大地震発生も心配されます。いつ
起こるか分からない災害に備える
ため、昨年できた堺総合防災セン
ターに、2つの班で、また支部で



見学に行く取り組みがなされました。映像を見た後、応急救護や消火器を使っての消火体験、煙や暗闇の中での避難訓練、震度7の地震体験等、防災について学び、体験しました。
防災については常に意識し、くり返し学んで対策をし、備える事が必要だと思いました。
10月20日、コロナ禍で先延ばしされていた「環境ふれあい見学会」を実施。南河内環境事業組合の
見学情報を活用し、22名で用意されたマイクロバスに乗り、資源再生センター(し尿処理 をする施設)と 清掃工場(ごみ処理 をする施設)を見学。以前見学した大阪狭山市の下水処理施設「水みらいセンター」や、河南町のリサイクルセンター とともに、私達が日々生活する上でなくてはならない
施設 です。
資源再生センターでは、し尿は美しい水になって川に流され、汚泥は有機肥料に生まれ変わり、希望する人に自由に提供され、還元されています。環境



問題を学ぶための学習ルームではスライドで分かりやすい説明をお聞きしました。又、旧施設の跡地を利用し、再生された水や有機肥料で育てた芝生のパターゴルフ場 も併設されており、皆で楽しみました。 誰でも自由に利用できるそうです。
清掃工場では燃えるごみは焼却され、その熱で発電、排ガスからは工業塩を生産、粗大ごみは粉砕され、その中の鉄分はリサイクルと、全てが資源として活用 されています。
毎日の暮らしに欠かせないごみ処理、し尿処理がこれほど丁寧に、衛生的に行われている事に
驚きです。今後も ごみの分別減量に協力しなければ と、改めて強く思いました。