新日本婦人の会 大阪狭山支部
くらし・社会保障の充実のために…
女性のさまざまで切実なつぶやきや要求をつかみ、実現するために班、サークル(小組)でできるものは具体化。自治体、企業、国などに働きかけるものは署名、宣伝、申し入れなどを計画し、行動します。他団体と力を合わせ、一致点で共同の輪をひろげていき、民主的に草の根の運動をすすめていきます。
2023年度 自治体キャラバン
各団体と市役所の担当者とで、市町村で起きている問題についての意見交換の場を持つというのが
「自治体キャラバン」の取り組みです。新婦人も加わっている社会保障推進協議会(社保協)の資料を基に、市の施策の改善点を提示するという形の、毎年恒例のこの取り組みは回を重ね、財源の使い方や問題点の見直しに役立っているのではないでしょうか。
10月18日、市役所で2023年度の自治体キャラバンが開催され、他団体
と共に参加。新婦人は子育てや子どもに関する内容で発言しました。
〇子育て支援の就学援助金のうちの入学準備金を1日も早く支給(今は3月
1日)する事や、援助金を不登校の子どもも利用できるようにする事。
〇生理用品が、困っている子どもに届くように、トイレに常備する事。
〇学校トイレの洋式化。
〇歯科検診結果の未治療の中学生が8割。… 指導の工夫をする事。
〇学校給食の無償化を確実なものにする事。等、市民の声を届けました。
近年、全国で自然災害が多発し、 大地震発生も心配されます。いつ
起こるか分からない災害に備える
ため、昨年できた堺総合防災セン
ターに、2つの班で、また支部で
見学に行く取り組みがなされました。映像を見た後、応急救護や消火器を使っての消火体験、煙や暗闇の中での避難訓練、震度7の地震体験等、防災について学び、体験しました。
防災については常に意識し、くり返し学んで対策をし、備える事が必要だと改めて思いました。
6月は毎年恒例の「お米の学習会」。8日、生産者とリモートでつながり、学習と交流をしました。
今、日本農業は最大の危機を迎えています。その原因は種子・肥料・飼料・燃料を外国からの
輸入に依存。国内農業者はここ20年間で100万に減少。農地が60年で200万ha減少などです。
さらに、お米の減反を強いる一方でMA米輸入は継続。食料自給率は下がり続けているのに国内農業を守る政策はありません。農業を大切にしなければ、国民の命と食は守れません。
学び合って、日本の農業を守っていきましょう。
毎週金曜に羽曳野関電前で開いてきた「なくせ原発」集会は、400回突破を機に各市町村で集まりやすい場所で行う事になり、新婦人も参加する大阪狭山革新懇主催の原発反対集会は、第5金曜に金剛駅西口で開く事になりました。
5月26日には、「なくせ原発河南550回記念集会」が羽曳野市峰塚公園で行われ、大阪狭山市からも多数のメンバーが参加。ミニ記念講演では、原発停止を決めたドイツへ視察に行かれた吉井
秀勝さんが話され、国民の「原発はやっぱり止めよう!」という大運動があったからこそ首相に
決断をさせたと話されました。また、ドイツではあらゆる所で原発に替わるエネルギー探しが行われている事や、原発に反対するだけでなく、地域経済や地域社会をどう豊かにしていくかを考えていく事が大事だと、説得力のあるお話でした。集会の後は、「老朽原発再稼働反対!」「自然の力で電気を作れ!」「命を守れ、原発いらない!」と古市駅までパレードしました。
4月3日、商店街で、毎年恒例の消費税減税宣伝 を行いました。
昨年よりも物価高で、電気代がなんと2倍になった、と言われる女性が、「絶対消費税なくしてほしい。」とシール投票。また別の方は、「なくしてほしいけど、とりあえず今はせめて5%に下げてほしい。」等と、対話がはずみました。声をあげ、少しでも現実を変えていけるといいですね。
10月20日、コロナ禍で先延ばしされていた「環境ふれあい見学会」を実施。南河内環境事業組合の
見学情報を活用し、22名で用意されたマイクロバスに乗り、資源再生センター(し尿処理 をする施設)と 清掃工場(ごみ処理 をする施設)を見学。以前見学した大阪狭山市の下水処理施設「水みらいセンター」や、河南町のリサイクルセンター とともに、私達が日々生活する上でなくてはならない
施設 です。
資源再生センターでは、し尿は美しい水になって川に流され、汚泥は有機肥料に生まれ変わり、希望する人に自由に提供され、還元されています。環境
問題を学ぶための学習ルームではスライドで分かりやすい説明をお聞きしました。又、旧施設の跡地を利用し、再生された水や有機肥料で育てた芝生のパターゴルフ場 も併設されており、皆で楽しみました。 誰でも自由に利用できるそうです。
清掃工場では燃えるごみは焼却され、その熱で発電、排ガスからは工業塩を生産、粗大ごみは粉砕され、その中の鉄分はリサイクルと、全てが資源として活用 されています。
毎日の暮らしに欠かせないごみ処理、し尿処理がこれほど丁寧に、衛生的に行われている事に
驚きです。今後も ごみの分別減量に協力しなければ と、改めて強く思いました。
6月17日、くらし部主催「賢い消費者になるために」の学習会を開きました。市役所の出前講座利用で、市役所市民生活部から
講師をお招きして話を聴きました。
最もトラブルが多く、騙されやすいのは高齢者だそうで、貴金属の押し買いや、市役所から来たとかたって高い機械を買わせる等をする例が多発しているとの事。
クーリングオフ、架空請求の無視や送りつけの拒否、消費者センターへの連絡等について説明されました。悪徳商法の横行する中、賢い消費者になるため、
①1人で判断しない。②家の中に入れない。③はっきりと断る。
④常に警戒する気持ちを忘れない。
いろいろ参考になる話を聴き、有意義な学習会でした。