新日本婦人の会 大阪狭山支部
子ども・教育に関わる活動
学校訪問



新婦人大阪狭山支部では、毎年卒業式・入学式が近づく
懇談 をしています。
今年も、2月5日から、全班が行動。市の全小・中学校を
訪問し、懇談する事ができました。懇談では、大阪・関西万博に子ども達を連れて行く遠足について、
校長先生も下見をして、安全について慎重に検討し、参加を判断されるよう要望しました。
その他、それぞれの学校で、子ども達の様子、コロナ禍後の行事の簡素化について、タブレットの
利用状況や視力への影響、学力テストの事、トイレへの生理用品の常備の現状、部活動指導の外部委託や協力依頼等の地域連携について、設備の老朽化や教員不足、教職員の方々の過密労働について等、
多岐にわたって話し合う事ができました。
どの学校でも快く懇談に応じて下さり、和やかに意見交流できました。今後も関係を密にして、地域で子ども達の成長を見守っていきたいものです。



晴天の12月21日に恒例のみかん狩りを実施しました。
お世話になる新婦人しんぶん読者のHさんから注意を聞き、まずは味見。みかんをつつく小鳥で、ヒヨドリは横を、メジロは下をつつく習性がある事等を教えてもらいました。
家から高枝バサミ持参で張り切って参加のご家族や、当日に合わせ食事会を予定しているご家族等、この行事が定着している事がうれしい❣ 大きなみかんのたわわに実る樹を見上げ、
みんなの力で1時間で全て収穫。年々子ども達の成長が伺えます。重いみかんをお土産に、満足して下山していきました。
8月の事務所カフェは子育て・教育がテーマ。前半は、
「教育内容が難しすぎ、分からない事が言えているのか心配。」
「小学校からの英語、大丈夫?」「国公立の大学生が、入学しても
学費の事で悩んでいる。」「高校入学後、不登校もあったが、見守る事で自分のやりたい方向性を見つけ、元気に学んでいる。」「社会人になっても支援が必要だったが、今は自立して安心している。」等、子どもの姿を出し合い、子育て・教育の難しさを共有しました。

後半は、今年「子どもの権利条約」を批准して30年になる日本が、どれだけ子どもを大切にしてきたかを学び合いました。この条約は、日本国憲法の中の基本的人権や、個人の尊重と一体になっていて、政府はそれを守る義務があるが、2006年の教育基本法改定から、子どもを格差や競争社会に追いやってきた事で、国連から勧告を受けている事。 例えば、子どものあらゆる権利の中の、親や教師の押し付けで、子どもの表現の自由・宗教からの自由・教育への権利等が侵害されている事、
また大人の虐待や放任からの保護等、前半に出た課題も含め、政府が条約を遵守し対策をとらなければなければならない事だと学び、今後の運動に活かしていこうと確認し合いました。
最後に絵本「どんなにきみがすきかあててごらん」を読んで楽しみ、ほっこりして終わりました。
子ども夏企画 2024 \(^^)/




今年の子ども夏企画は、「草花で遊ぼ‼」。4家族が集いました。
講師のKさんは、遊びの名人で、まずシュロの葉の本物のようなバッタ
や金魚、ネコジャラシのどうぶつ、ササの葉の舟、よく飛ぶ紙飛行機等を
紹介してもらいました。その中から作りたい物を決め、作り方の図を見ながら親子でチャレンジ。できた舟を水に浮かべたり、紙飛行機は何度も
遠くへ飛ばす事が楽しく、室内ではもの足らず戸外に出て、棒と輪ゴムを使って空へ垂直に方法を
教えてもらい、暑い中存分に楽しみました。
休息後、牛乳パックの紙コプターやびっくり箱等、身近な物でもおもちゃになる事にビックリ!
手品のトランプ遊びは、やり方をマスターして家の人に見せ、拍手してもらいました。
今回は、身近にある自然物や素材で手作りして楽しみ、講師の方や家の方から、子ども達の笑顔が
うれしかった、との声が寄せられました。
~教育長との懇談~

7月25日、「大阪狭山子どもと教育を守る会」と合同で、 教育長・教育委員会との恒例の懇談の場を持ちました。
懇談は、来年の万博への学校参加についてから始まりました。移動手段、会場の安全性等についての問題について見解を問うと、「子どもの安全性が第一。危険であるという情報があれば、安全でない所には絶対に行かせません。」という回答がありました。
続いて、疑問や反対意見のある市立こども園と公立幼稚園の3園を
1つのこども園に統廃合する件、市立東小、南第三小の適正規模・適正配置の見直しについて等、意見を
交わしました。
新婦人からは、放課後児童会の待機児解消、生理用品の中学校トイレへの設置の継続と拡大、教科書選定について、見本を閲覧した市民アンケートの期間の周知方法の改善等申し入れました。
懇談後、初めて参加された方が「教育委員会の方が思っていたのと違って柔らかい対応でした。」と
言われたように、終始忌憚なく意見を交換できました。
夏休み はなまる教室 !(^^)!


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毎年恒例の夏企画「花まる教室」は、コロナ禍の2020年は「石ころアート」とコラボで実施。
例年のような宿題・苦手克服等の学習ができず、鳴子やポンポンを使ってのリズム遊び等、「3密」にならないよう工夫して楽しみました。 2021年は、おもしろ科学教室「玉ねぎ染め」を開催。小中高生11人、大人7人が参加し、講師の「ヨッシー先生」の指導で、チャレンジ❢ ビー玉や輪ゴムで白い布を絞り、玉ねぎの皮を煮出した液に漬け、異なったばいせん剤に浸すと、黄や深緑に染まります。 最後に、輪ゴム等を外すと、それぞれのイメージした模様、意外な模様が…🥰「良い作品ができて
うれしい。」「楽しかった💛。」と、今後の科学教室続編が期待されました。
そして今年、再び「ヨッシー先生」にお願いし、不思議な仕組みの偏光板を使っての万華鏡作りを楽しみました。子ども7人、大人13人参加で、まずは偏光板の実験。色が無いのに光が当たると色が出てくる仕組みに歓声をあげ、その後各自の万華鏡作りに挑戦。無色のプラスチック片が、動かす度に見せる美しい模様の世界の完成後は、感想を出し合い、夏の楽しい思い出を共有しました。



「コロナの心配なく過ごしたい」という思いは切実です。さらに、
「どの子にも行き届いた教育を」「子ども、先生、学校に、もっと
ゆとりを」「一人ひとりの子どもに向き合いたい」等、今の学校現場にはたくさんの願いがあふれています。
これらの願いや声を背景に、新婦人も参加した「少人数学級をすすめる大阪狭山連絡会」は、市で早期に少人数学級を実現させようと署名運動を進め、2020年から毎年1600~1700人の署名を市に提出してきました。また、昨年度は学習会や市議会への要望書の提出 等に取り組み、市議会各会派への要請、総務文教委員会での意見陳述 等、新たな活動をしました。世論の高まりで、都道府県や市町村で少人数学級が広がっています。大阪府下では、高槻市をはじめ4市が全小学校の35人以下学級を実施しています。大阪狭山市では、2023年には国の施策で4年生まで少人数学級に、そして国に先行して府が5年生まで実施すれば、小学校ではわずかな先生の増員で全学年で35人以下学級が実現できます。
今日を生きる子ども達の成長は待ったなしです。格差と貧困が深刻化する中、全ての子ども達の学ぶ権利の保障 や、安心して学べる場の実現 は、コロナ禍の下でいっそう重要な課題になっています。
今年度は全小学校、さらに中学校の少人数学級実現 に向けて、幼稚園・学校前・商業施設前等での署名宣伝活動に取り組み、12月16日、教育委員会に第2次分の署名を提出。合計は1263筆になりました。また、11月の学習会には多くの方が参加し、大阪府下の学校現場の深刻な教員不足 等、困難な状況と課題が明らかになり、これからの運動の進め方も見えてきました。2025年度で小学校全学年の35人学級が実施 となり、来年度は、これからの運動を進めていく節目になります。大阪狭山市の教育を良くする ため、成果を今後につなげ、これからも各団体と共に取り組んでいきたいと思います。
大阪狭山市の子ども医療費助成が、2020年10月1日から18歳まで拡充されます‼ この事は、3月市議会で今年度中に実施と決まり、すでに新婦人大阪狭山支部機関紙「ゆうあい」4月号で、会員・読者の人達にはお知らせしていますが、実施日程まで明らかにされ、嬉しい限りです\(^O^)/。
「子ども医療費助成」についての支部の取り組みは、1992年(28年前)から始まり、署名行動や市議会への請願を重ね、
多くの市民の声を届け、ずっと運動を進めてきました。
また、時に応じて行っている市長との懇談でも、直接、
市民の願いとしてお話してきました。
去年6月市議会で不採択、8月に再提出して継続審査。
3月議会を目指し、こども園等で署名を呼びかけ、議会
傍聴にも行って、ついにこの日を迎える事ができました。
コロナ禍で、しんどい事が多いこの頃。あきらめず、
ねばり強く運動を進める事の大切さを強く感じ、一緒にがんば
ってきた、たくさんの人達と喜びを分かち合いたいです💛。

